転職相談者
「転職サイトに登録しているけどなかなか企業から書類通過の連絡来ないままで、
いつの間にか1カ月も過ぎてしまっていて、市場のニーズないのかな…。
もしくは、転職サイトに登録しようと考えているけど、効率的な登録方法があれば知りたい」
こういった疑問に答えます。
私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。
今まで何となく転職サイトを利用していた方も是非この機会に効率的な登録方法含めてこの記事をご覧ください。
1.転職サイトの効果的な登録方法4選
1-1自由記述は見やすさが基本
1-2漠然とした入力フォーマットを自己流にアレンジ
1-3自己PR欄は企業への宣伝文
1-4転職サイト経由での応募メッセージおすすめ方法
転職サイトに登録しているデータを見ると非常に勿体無い登録の仕方をしている方が多くいます。
まずは下記記事を確認してもらい、記述の仕方だけで損していないか確認していきましょう。
1−1自由記述は見やすさが基本
転職サイトの自由記述は相手に「読んでもらうこと」を念頭に記述すべきです。
よくただ単に文字を書いている方が多いですが、文字のみですと読む側が嫌になります。
今回の募集が5名の枠があった場合に、採用率が10%だったとしても50名の履歴書と職務経歴書を読むことになります。
自分が採用担当なら多くの応募者の中で分かりやすい方の方がいい仕事できると思わないでしょうか。
では、具体的に何を気をつければいいのかになりますが、単純にまずは下記を意識してみてください。
・【 】「 」()のシンプルな記号を使う
・文章は改行、箇条書きを利用する
・項目を設けて記載する
たったこれだけで読んでもらいやすいものに変わります。
例えば下記を比較してみましょう、
NG例
営業職にて電話対応や個人向け投資に対して営業を行っています。営業メンバーは10名で課長としてチームをまとめています。
OK例
【所属】営業
・メンバー数:10名
・役職:課長
【担当業務】
・営業(電話対応や個人向け投資向け)
・メンバーの営業施策や管理担当
1000文字以上も入力することが可能転職サイトもありますが、全て埋めるというよりは読む側に見やすく、最後まで見てもらうことが大切になります。
何十人、何百人の経歴書を見る相手に「読んでもらうこと」を念頭に読みやすい見せ方をしましょう。
1−2漠然とした入力フォーマットを自己流にアレンジ
漠然とした入力フォーマットであれば項目になくてもアレンジして絶対書くようにしましょう。
転職サイトや自社HPからの応募入力の場合は、フォーマット項目が少ないことが多いので、
応募してきた方が魅力的な人材なのか分からないままのことが多いです。
逆に言えば非常にチャンスで、採用担当者が注目していることの記載があれば書類通過の確率が高まることにつながります。
具体例
よくあるのが、英語レベルと自由記入欄になります。
語学 英語 TOEIC○○点 (会話レベル) の記載欄があるが、、、
実はビジネス英語のメール対応は3年以上経験がある。しかしアピールできていない勿体無いパターンも多くの方がいます。
自己PR欄や自由記入欄、その他記述などがあればそちらに必ず別欄でもいいのでアピールしましょう。
いやいやアピールするものがないと思う方もいるかもしれないですが、
その場合は自己分析が足りていない可能性が高いので再度、
立ち戻り自己分析をするようにしましょう。
その他の方法としては求人票に必須スキルや求める人物像などの
記載がありますが、それに近しい内容を追記することも効果的です。
入力フォーマットにただ記載するだけではなく、自分のPRしたいことは隙間の部分に記載して、担当者に注目してもらえるように工夫しましょう。
1−3自己PR欄は企業への宣伝文
自己PR欄は省略せずに自分を宣伝しましょう。
よく転職サイトにて応募する際に職務経歴を記載しているからなのか、自己PR欄を省略する方がいます。
これは応募企業に対して自分は興味ないですと示しているようなものです。
たくさんの応募者から書類通過するためにアピールが欠かせないです。
職務経歴書では業務内容や結果数値などの記載がありますが、
取り組んだ成果に対しての想いや気持ちを表現することができないので、自己PR欄に記載すべきです。
職務経歴書で記載した内容で、職業観や達成できた理由や気持ちを記載することで、相乗効果的に採用担当者へ伝えることが可能です。
自己PRすることが見つからないなどがあれば、周囲の人(友人、知人、職場の上司や同僚など)にお聞きすることも新たな一面を発見することができます。
どんな人にもいいところがありますが、それを文字お越しができていないことが多いです。
転職活動は毎月行うような定例的な活動ではなく人生の中で数回の出来事なので、これを機に必ず確認することをオススメしています。
自己PR欄は空欄は問題外になるので、職務経歴書の相乗効果を狙って記載しましょう。
1−4転職サイト経由での応募メッセージおすすめ方法
履歴書と職務経歴書を送るだけでは、お粗末様です。
質問を加えてアピールしつつ応募メッセージをいれるべき
応募する際によく「書類選考をお願い致します。」などこの一文だけで終えている方いて、本当に勿体無いと感じています。
実施事項3点
▢文の最初には「前略」、文の最後には「早々」を追加する
▢募集内容でこの仕事が活かせると短文でもPRする
▢質問文を入れてアピールする
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前略
この度、営業職で応募させて頂きました○○と申します。
貴社の新規事業の○○にて○○と△△△、□□□の経験が活かしてお役に立てればと思っております。
事前に下記について面接の際にはお伺いできればと思っております。
<お伺い内容>
(1)○○募集について
○○の経験が5年以上あるのですが、△△△の経験を満たしておりますでしょうか。
(2)入社可能日について
「○月入社希望」とありますが、現状としては内定頂いてから2カ月の現職と交渉が
必要ですが大丈夫でしょうか。
ぜひ一度お会いできる機会を設けて頂けますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
早々
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むやみに質問を入れなくても大丈夫ですが、質問を加えてアピールすることも可能です。
HPや事前に分かる内容については避けてメッセージを送るようにしましょう。
2.なぜ?転職サイトに登録したのに連絡が来ない理由3選と解決方法
理由1 すでに不採用になっているケース
理由2 応募者多数で選考に時間がかかっているケース
理由3 転職サイトの書類選考の合格率は10%以下の企業も
解決方法 応募した企業から連絡がこない場合の確認方法
理由1 すでに不採用になっているケース
書類選考結果の連絡方法を事前に確認しましょう。
合否に関わらず連絡が来るのか。応募2週間以内に連絡がなければ不採用なのか。
書類選考の結果は通過した方のみの連絡なのか。
応募する企業の求人情報の「応募方法」「選考から入社までの流れ」を確認してみましょう。
理由2 応募者多数で選考に時間がかかっているケース
想定以上に多数の応募があり、単に採用担当者が選考に時間がかかっている場合があります。
「採用人数1名」であっても応募者数が少ないとは限らないので、一般的には1~2週間は待ちましょう。
理由3 転職サイトの書類選考の合格率は10%以下の企業も
人事以外の業務を兼任している担当者もいますし、別の業務で外出や長期休み(夏季休暇、お盆、年末年始など)、最近ではコロナ影響でリモートワークによる書類選考の遅れが謙虚に出でいます。
担当者1名で書類選考できる場合は比較的早いですが、数人や複数の部署で確認がある場合には時間がかかるケースがあります。
採用予定1名
書類選考合格率10%
担当者3名が書類選考必要
下記のような流れが想定されます。
「応募者30名→担当者3名確認→面接3名→採用1名」
経験や応募者数、採用担当者の人数、採用人数などによって書類選考合格率は10%以下の場合もあれば、50%以上の企業もあります。
いずれにしても採用担当者は1名の募集でも相当人数の書類を確認することになりますので、できるだけ見やすく自己PRができる職務経歴書の作成が必須になります。
それでも、1~2週間が経過したが企業から連絡が来ない場合は次の方法で解決ができます。
解決方法 応募した企業から連絡がこない場合の確認方法
タイミングに注意してメールもしくは電話にて問い合わせしましょう
ポイント
求人情報に記載された返答の予定日を過ぎている場合
応募してから2週間以上経過しても連絡が来ない場合
まずはメールにて確認をします。それでも返答がなければ、電話をしましょう。
以下で、選考結果について応募先企業に問い合わせる際のメールの例文になります。
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株式会社〇〇
採用担当 △△様
お世話になっております。
○月○日に貴社の○○職の求人に応募させていただきました○○と申します。
この度、選考結果をお伺いできればと思い、ご連絡させていただきました。
結果連絡まで○日ほどとお伺いしておりましたが、
その後ご状況はいかがでしょうか。
ご連絡をいただけそうな時期を、目安でも結構ですので
ご教示いただけますと幸いです。
ご多忙のところ大変恐縮ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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署名
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3.転職サイトから応募する前に確認すべき内容(応募済みの方も必見)
応募したい気持ちも分かりますが、再度下記の☑項目を確認してもらい
抜け漏れがないか確認しておきましょう。
確認事項
▢年月日や社名、数字などに誤りがないか?
▢【 】「 」改行などを利用して見やすくなっているか?
▢「て・に・を・は」の基本文にミスがないか?
▢経験業務が今回の募集に合う内容になっているか?
▢業務内容の記述にアピールポイントを入れているか?
何度も確認してもいいくらいのことなので、一度第三者目線で添削してもらうのもありです。
おすすめは毎日何人もの履歴書や職務経歴書を確認している「キャリアコンサルタント」にアドバイスをもらう方法があります。
「おすすめ転職エージェント」
その他にも知人でも可能ですが、転職をしていることが現職にバレたりすることを防ぐためにはやはり転職エージェントに相談するのが一番かと思います。
キャリアアドバイザーの親身で丁寧なサポート【パソナキャリア】
実際に転職エージェントは何社登録しても可能ですが、実際に経験者が担当じゃない場合もありますので自分に合うサイトを何社か登録して、アドバイザーを探しましょう。
世の中には2万社も職業紹介事業者がいますので、転職先を決める前に良い転職エージェントを探すのも良い転職をするひとつのポイントになります。