転職相談者
・そもそも転職するか悩んでいて、何からしたらいいのか不安
・電気主任技術者として転職成功した方の事例を知りたい
こういった悩みに答えます。
私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。
今回は【未経験から転職】電気主任技術者(電験)の失敗しない転職と題して失敗しない未経験の電気主任技術者の転職方法や転職成功事例3選などをご紹介します。
1.電気主任技術者の資格保有者は未経験でも採用市場があり
第三種電気主任技術者は、2045年に想定需要に対して約4000人が不足すると言われています。不足している原因は、業務ビル建設の増加や、大規模な再生可能エネルギー発電所の増加、高齢者層の退職などと言われています。
このように、電気主任技術者の就職先は無くなることはなく、今後も長期に渡り就職や転職に有利といえる職業になります。
ただ、こちらをご覧の中には自宅から1時間以内に勤務先がなくて転職できないといった諸条件希望を持った方もいると思います。
非常に多くの方が悩まれることなのではないでしょうか。
ではどうしたらいいのか、以降で説明を進めていきます。
「未経験歓迎」の転職ほど注意が必要
まず、「未経験歓迎」の求人は一般的にはできるだけ若手を採用したいと考える傾向にあります。
ただ、電気主任技術者については勤務地や過去の経歴によっては未経験であっても採用枠があります。そのために40代・50代・60代であっても採用されるケースはよくあります。
もちろん「未経験歓迎」と書かれているから電気主任技術者を取得したから採用されるはずと思い応募しても企業の採用意図が違う場合もあるので注意が必要です。
募集案件がどのような意図で企業が出しているのかを見極めましょう。
「未経験」にも3種類があることを確認
見極めのポイントとして未経験募集には3種類の違いがあります。
②業界✖ 職種〇 違う業界での経験も認める「業界未経験可」
③業界〇 職種✖ 同じ業界にいたことがあれば職種は問わない「職種未経験可」
電気主任技術者で最も多いのは②「業界未経験可」になることがあるので、電気主任技術者を取得する前は商業施設で電気工事をしていたが、再生可能エネルギー業界で電気主任技術者として保守管理の企業へ転職をするというような場合です。
いまあなたが①の「完全未経験可」パターンから挑戦の場合はあまり求人がない可能性があるので、電気工事の仕事から初めて同じ業種で電気主任技術者の仕事へ転職されるパターンが成功しやすい例になります。
電気主任技術者は未経験でも求人募集あり
あなたが先ほどの②や③のパターンでの仕事をすでに経験している場合は未経験でも第三種電気主任技術者を取得して非常に多くの求人があります。
自分が3種類の中で今どのポジションにいるのかを確認してみて行動をしてください。
今あなたがどのパターンであっても次の章では具体的な転職方法について説明してきます。
2.失敗しない未経験の電気主任技術者の転職方法
電気主任技術者の転職方法で必ず成功する方法はありません。
ただ、失敗を少なくする方法をお伝えさせて頂きます。
「電気主任技術者を取得した目的は何でしたか?」
電気主任技術者を取得する、取得した方の目的は人それぞれかと思います。
・自宅から近い場所にしたいからですか?
・給与をアップするためですか?
・保守管理業務をしたかったからですか?
・社内の人間関係ですか?
再度、自分で電気主任技術者を取得する、取得した目的を振り返ってみましょう。
その上で上記すべてのことで解決する方法の1つとしては情報収集をすることに尽きます。
転職市場の情報などを数カ所しか情報源に持っていないのであれば非常にチャンスを逃しています。
理由は2つあります。
①自分の市場価値を把握できていないので、急に転職活動しても間違った方向性に向かう確率が高い。
②転職の軸が定まっていないので、面接の対策ができずに内定が取りにくい。
ではどうしたらいいのか。
以降の記事でそれを解決する2つの方法をご紹介します。
①ハローワークから情報収集
まず、ハローワークで検索されている方も多いと思いますが、登録しなくても検索は無料で可能です。
簡単な条件設定「電気主任技術者」希望があれば「勤務地」などだけでも設定しておければ具体的な企業名やHPも確認することが可能です。
ハローワークは隙間時間で無料で検索することが可能なのでおすすめです。
人と関わらなくて良いので1人で求人票を確認することができます。
気軽に転職市場の状況把握ができますので、何か始めなければと思っている方はここからスタートがハードルが低いし効果的です。
②転職エージェントにキャリア相談をする
よく「転職エージェントに、相談だけしてもよいのでしょうか?」という質問が多いですが、結論としては相談だけでも利用可能です。
「転職」と「転職活動」は同じものとしてみられがちですが実際には異なります。「転職」は別の企業へ勤務先を変更した結果であり、「転職活動」はそれまでのそのプロセスに過ぎません。
【①ハローワークから情報収集】よりも具体的に自分の市場や業界動向が把握できるのはもちろんですが、転職活動は自分の置かれた状況を確認して、今後の将来を考える貴重な機会になります。
また、転職活動によって他の企業を知ることで、「実は現職の企業の良さをあらためて認識できた」「今の会社でこのようなキャリアアップができそうと気づけた」というケースは多くの方が経験しています。
結果として途中で転職をしない選択肢を判断する方も多くいますので、下記については全て無料で気軽に相談することが可能です。
2020年7月の有効求人倍率(季節調整値)は1.08倍と非常に求人が減少傾向にあります。
あとで困ることがないように情報収集の一環としてもできれば2つ以上は登録をおすすめします。
電気関連に強い転職エージェント4選!
◎ JAC Recruitment|大手求人、非公開求人が豊富!
※エンジニアなど幅広い領域に対応しているので、登録しておくのもあり!
◎ リクルートエージェント|転職実績No.1・顧客満足度No.1
※最大級の転職サイトで案件が紹介されるので、まずは、ここには必須で登録しておくと良いです。
◎ パソナキャリア|キャリアアドバイザーの親身で丁寧なサポート
※ここだけの求人もあるので、希望条件に見合ったものを選べます!
◎ マイナビエージェント
年収UP交渉もお任せ!人材業界35年以上の歴史を持つマイナビの人材紹介サービスだから実績が違います!
どれも手続きは5分程度で完了します。
後日、転職エージェントからメールもしくは電話にて相談の機会が設けられますので、今の現状や不安などを相談されてみてはいかがでしょうか。
3.未経験からの転職成功事例3選
転職の具体的な成功事例を見ていき、自分自身の転職活動に重ね合わせて見てください。
電気主任技術者未経験の転職成功事例①
前職:ビルメンテナンス業界 電気工事会社 電気工事士のみ
現職:再生可能エネルギー業界 電気工事会社 第三種電気主任技術者取得
前職では電気工事士の資格を活かした仕事をしていたが、在籍中も第三種電気主任技術者の試験勉強に励み、無事に合格。試験勉強中でも常に転職サイトで求人情報を把握しながら、モチベーションを切らさずに2年間勉強して合格されて、書類応募から1カ月で現職に内定。給与アップと勤務地の条件希望に満足されて成功することができた。
ポイント
・資格取得前から転職サイトで情報収集
・在籍中でも試験勉強をして希望条件の現職へ転職成功
・同じ電気工事業界でもキャリアアップに成功
電気主任技術者未経験の転職成功事例②
前職:商業施設 事務員 資格なし
現職:商業施設 保守管理会社 第三種電気主任技術者取得
前職では商業施設で事務を仕事にしていたが、人員削減のためにリストラになり転職活動を開始。同じ商業施設でも手に職を付けて長期的に仕事を任せてもらえる電気主任技術者の資格を取得して転職へ。
ポイント
・職種のみを変更して転職成功
・長期安定雇用のために電気主任技術者を選択
電気主任技術者未経験の転職成功事例③
前職:無形商材の営業職 第三種電気主任技術者取得 実務経験なし
現職:再生可能エネルギー業界 O&M会社 第三種電気主任技術者保守管理
東日本大震災がきっかけでインフラ分野に興味を持ち、畑違いではあるが電気主任技術者の試験合格。数年は資格を取得だけになっていたが、太陽光発電所のO&M会社で未経験歓迎求人が出てきたので転職を決意。無事に再エネ対しての強い想いもあり、転職成功しました。
ポイント
・電気主任技術者でやりたいことが明確
・資格取得後も未経験の求人を検索継続した
転職の成功事例をみていると、長期期間に渡ってキャリアアップを試行錯誤されている方が成功になるケースが多い傾向があります。同時に転職サイトや転職エージェントをうまく活用しているケースが多いようです。
もちろんこれまでの人脈を生かし、信頼のおける知人からの紹介なども最大限に活用することもおすすめしますが、同時に転職サイトや転職エージェントにも登録しておく方がよいでしょう。
ここまで読んで頂いた方に補足情報として下記を紹介します。
4.キャリアアップするためのおすすめ転職エージェント
何よりも求人情報をいち早く取得できる環境を整えておくことがキャリアアップの近道になります。
キャリアアップするためには現職残る選択肢ももちろんありですが、転職市場を知っておくことも必要になります。
現在の電気主任技術者の採用ニーズや年収帯などを把握していますか?
もし分からないままに現職に残る選択をしているのであれば大きな間違いになります。
転職サイト自体に大きな差はあまりなく、それよりもどれだけ早くよい求人情報を取得できているかで変わってきます。
電気主任技術者のニーズは先ほども話した通り、高齢化に伴う後任の求人ニーズが今後多くなってくるために、いかにして求人ニーズを認識しておけるかになります。
また、現職と比較してみて条件などを比較することで今後のキャリアアップの参考にもなります。
具体的な今後の行動することとしては下記3点になります。
①実績も豊富な大手転職エージェントにいくつか登録
②新規求人を常にメールで届くように設定
③情報しながら自分の理想の転職軸を設定
この方法であれば働きながらでも今後のキャリアアップについて検討ができます。
多くの転職成功した方は数年前から転職サイトに登録しておいていざという時に情報収集が完了しているのでより良い条件の企業へ転職ができます。
まだ動いていないのであれば今すぐに行動して、他の人に差をつけましょう。
電気関連に強い転職エージェント4選!
◎ JAC Recruitment|大手求人、非公開求人が豊富!
※エンジニアなど幅広い領域に対応しているので、登録しておくのもあり!
◎ リクルートエージェント|転職実績No.1・顧客満足度No.1
※最大級の転職サイトで案件が紹介されるので、まずは、ここには必須で登録しておくと良いです。
◎ パソナキャリア|キャリアアドバイザーの親身で丁寧なサポート
※ここだけの求人もあるので、希望条件に見合ったものを選べます!
◎ マイナビエージェント
※年収UP交渉もお任せ!人材業界35年以上の歴史を持つマイナビの人材紹介サービスだから実績が違います!
まとめ
今回は【電気主任技術者(電験)の仕事内容・キャリアアップまとめ】と題して電気主任技術者を活かしてできる仕事内容や人材不足の電気主任技術者のキャリアアップの仕方などをご紹介させて頂きました。
・電気主任技術者は電気設備の保守・管理の業務
・電気主任技術者のキャリアアップは転職エージェントへ相談
電気主任技術者は社会貢献の高い仕事ばかりです。身近な電気設備から大規模な発電所まで幅広く、何気なく日常で使っている電気ですが「電気主任技術者」が日本の電機業界を背負っているといっても過言ではないです。