転職相談者
面接対策を現在しているが、なかなかうまくまとまらない。
この自分の志望動機の回答で大丈夫なのか知りたい。
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
質問1:年収はどのくらい希望ですか。
質問2:希望勤務地はどこですか。
質問3:残業への懸念はありますか。
質問4:いつ頃に入社が可能ですか。
私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。
面接で聞かれることは主に転職理由、志望動機、仕事内容、希望条件、キャリアプランがほとんどで、大体決まっています。事前に回答を想定しておくことで自信を持って相手と会話することが可能です。
今回は転職の面接対策 質問と回答例(希望条件編)と題して、希望年収や勤務地などの回答例をご紹介させて頂きます。
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0面接官が希望条件を質問して把握したい意図について

ポイント
面接官は、希望条件の質問で応募者の入社確度を確認しています。
希望給与や勤務地、残業の可否など、条件面の質問には、面接中に発言がしにくいと感じる方もいるでしょう。しかし、応募企業側に曖昧もしくは異なる希望の場合に結果的に内定が出たとしても条件に合わずに辞退する結果にもなります。一次面接に聞かれることが多く、時間を無駄にすることにもなります。
希望条件を含めて内定を提示していることが多いので、内定が出てしまってから給与や勤務地などの条件変更を行うことは難しい場合があります。
希望条件については事前に優先順位をつけておくようにしましょう。最低条件などを自分なりに設けておき面接で遠慮をせずにしっかりと希望を伝えるようにしましょう。
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1質問「年収はどのくらい希望ですか。」

ポイント
・業界、職種の給与相場に見合っているか
・現在の給与は応募企業の平均より高い方か、低い方か
・希望給与に見合うだけの企業貢献ができる裏付けや実績があるか
前職の年収から大きな差を希望する場合は、明確な根拠を伝える必要があります。また、希望よりも少なめに言った方がいいのか悩むのであれば、最低希望年収を予め決めておくと後悔しない転職をすることができます。
直接応募の場合は内定後に改めて希望年収について交渉することは難しいこともあるので、面接の段階できちんと伝えるようにしましょう。ただ、転職エージェントを経由しての転職活動の場合は内定後に交渉も可能な場合もありますので、うまく利用しましょう。
希望年収と最低年収の2つを別けて伝えるのもテクニックの一つになります。
回答例
現状は手取りで○万円ですが、〇〇の実績、資格手当、もしくは能力給へのプラス評価をしていただいた額を私としては考えています。プラス3万円ほどが希望です。ただ、最低希望年収としては現状維持になります。
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2質問「希望勤務地はどこですか?」

ポイント
・勤務地は候補先を確認
・応募求人は転勤の有無を事前に確認しておくこと
・勤務地を希望する事情を説明する
勤務地に希望があればその旨を伝えましょう。ただ、応募求人に転勤可能な方の募集などが事前に記載がある場合は、把握している上で理由を添えて事情を説明するようにしましょう。
回答例
私は独身のために、勤務先によっては引っ越しも可能です。ただ、実家が神奈川のために関東地方をあえて言うなら希望しています。
回答例
希望勤務地は神戸市を希望しています。現在も神戸市に家を購入したばかりですので、募集求人にも神戸市とありましたので、転勤希望していません。
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3質問「残業への懸念はありますか?」

ポイント
・残業に対する懸念がないのか、仕事の姿勢意欲はどのくらいなのか。
・連日の残業や休日出勤などが可能な家庭環境であるのか
・残業手当を生活費の一部として期待しているのか
残業をどのように考えているかの価値を確認する質問です。残業ができない場合はその背景を理由を添えて伝えましょう。
回答例
御社の理念にもあるように時間厳守と言う言葉の通り、極力残業がない事の方がいいと思っています。ただ、月末月初などに営業マンとしての残業が必要で発生することはもちろんあると思っています。
残業はなるべく少なく、効率よく売上に貢献できれば思います。
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4質問「いつ頃に入社が可能ですか?」

ポイント
・就業規則を確認して退職する場合に何ヶ月前に伝えるのか確認する
・離職している場合は具体的な日付を伝える
募集背景が欠員や現職の方が退職が決定している場合は、入社時期がいつ可能なのかも選考では重要になります。時期が合わないだけで、お見送りの可能性もありますので、可能な日程を伝えておくことが重要です。内定後に変更がなかなか出来にくのもこの入社日についてですので、「すぐ入社できます」と答えてしまう方もいますが、気をつけましょう。
在職中の場合は、就業規則の退職可能状況や引き継ぎの内容量などで入社可能日を回答しましょう。一般的に、内定後1ヵ月~2ヵ月程度はかかることが多いようです。
また、離職中の場合は、すぐに入社できる方と勝手に面接官が判断しがちなのですぐの入社が難しい場合は、理由を伝えましょう。
回答例
現職の仕事の引継ぎ期間を考えて2ヵ月程度、期間をいただきたいと考えております。最速で○月○日入社から可能です。
まとめ
今回は転職の面接対策 質問と回答例(希望条件編)と題して、希望年収や勤務地などの回答例をご紹介させて頂きました。
面接当日の志望動機に不安がある方は、直前でもいいので再度こちらをおさらいして面接当日を迎えましょう。
常に私もそうでしたが面接の質問の模範回答例はあります。いくらHPを参考に回答を見ても『本当にこの回答で大丈夫なのか心配だ』という気持ちが残る方もいるかと思います。なぜなら模範回答例は他人の経験なので、不安がある方はこれを機に自己分析や経験を見直しすることも大切かもしれません。
そんな方におすすめしたいのが転職エージェントへの相談になります。
転職エージェントに登録することで、転職の専門家であるキャリアアドバイザーが面接対策を実施してくれる企業もあります。これは個人差があるのでいいコンサルタントを見方につけるのもひとつの分かれ道になります。
転職相談者は転職エージェントに無料で利用できるため、是非有効活用してみてください。