転職相談者
外資企業への転職で後悔しないための対策を知りたい
知り合いに外資系企業で働いている人がいないので不安・・・
こういった疑問に答えます。
私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。
今回は【外資系企業へ挑戦!転職後に後悔しないための対策解説】と題して、外資系でよくある仕事内容の相違、失敗パターンや外資企業への転職で後悔しないための対策などをご紹介します。
外資系でよくある仕事内容の認識相違、失敗パターン
明確な業務内容を把握すべき
外資系企業の場合は業務内容は個々で明確に期待する役割が決まっていることが多いです。
これは日本企業でいう新卒採用で総合職という考え方がないためです。
例えばですが、人事という職種でも採用であれば採用業務のみ、教育であれば教育業務のみ、というようにその仕事の範囲が限定的になっているのでその分高いパフォーマンスを出すように求められます。そのため、日本企業でよくある領域を超えて上司から仕事を任せられるということはほぼありません。
逆に言えば、領域を広げたいと考えてる方は、入社前に仕事内容をしっかりと把握しておかなければ、もっと自分は他にもできる仕事があるのにと感じてしまうでしょう。
ただ、異動は日本企業よりも頻繁に行われるので、高いパフォーマンスを出しており異動先の責任者の許可を得ることができれば、比較的やりたい仕事に移ることは可能になります。
自国の状況や市場の影響を受けやすい
外資系企業で一番影響を受けることの一つとしてな、自国の影響を受けることになります。
外資系企業で日本支社がある場合は、あくまで世界の中での一つの支店でしかありません。自国の決定は絶対であることが多いので、決まりには従わざる負えないことも多くあります。
具体的には、下記のような点が挙げられます。
・会社の企業風土が突然大きく変わる
・自国の決定が雇用や業務に左右される
・自国との契約面での調整に時間がかかる
・自国の時差により時間外業務が多い
会社の企業風土が突然大きく変わる
人事異動は日本企業と比較すると頻繁にトップが変わることもあります。例えば、国内の売上が落ちたことで日本支社のトップが代わり、自国からの管理も厳しくなることもしばしばあります。ただ、全ての企業がそうかと言うとそうではありません。日本での売上が世界全体の多くを占めている場合は、必然的に日本の発言権は強くなるので、自由に決定権をもらえていることもあります。
自国の決定が雇用や業務に左右される
事業の採算性がない法人や部署は即撤退するケースもしばしばあります。日本国内の言い方で言うとリストラに当たります。また、即撤退はなくとも、事業の方向転換で日本市場のやり方やトレンドとは関係なく事業展開を急に変わり、業務の変化に伴い現場が困惑するということも良くあります。
自国との契約面での調整に時間がかかる
日本で意思決定をとるのに、自国の許可が必要な場合が多いです。
例えば、採用においても、人を採用する際は必ず自国に履歴書を送り、許可を得た上でしか内定が出せないという企業があります。採用は候補者が他企業も応募しているケースが多いため、スピードが命の中で、どんなに早く承認が取れても1ヶ月かかるケースもあり、タイミングの問題だけで他社へ入社する方もいます。入社後もそのような契約面では時間がかかることもあります。
自国の時差により時間外業務が多い
上記の自国との調整が必要な場合、自国の時間に合わせて会議を行うことがあります。時差がある国に本社がある場合は、昼夜逆転の生活を送ることになる場合も多いので、当然精神的・肉体的に厳しくなります。
外資企業への転職で失敗を避けるための3ステップ
外資企業に転職する際に失敗しないためには下記で解決できます。
3ステップ
外資系企業の実態を全て知る
現状とのギャップを把握する
外資系企業で働くことの覚悟をする
1.外資系企業の実態を全て知る
外資系企業だからこそ「社風」「契約条件」「業務内容」の内容をより知ることが重要です。
外資系企業の実態を知るためにも、まずは情報収集をする必要があります。
基本的に情報収集は、転職したい企業に友人・知人がいれば、まずは直接的に聞くのがベストです。
もし入社している知り合いがいない(少ない)ようでしたら、転職エージェントを通じて情報収集するのが一番早いです。
外資企業へ強いエージェントは下記記事でも紹介していますので、自分の志望する業界に強い転職エージェントを見つけて、しっかりとプロから情報を収集することをおすすめします。
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2.現状とのギャップを把握する
外資企業の「社風」「契約条件」「業務内容」を理解したら、次は現状とのギャップを理解することが重要になります。
特に社風と契約条件面は、自分の許容範囲を客観的に認識して、実際にその職場で長期的に業務ができそうかリアルに想定して判断するようにしましょう。
3.外資系企業で働くことの覚悟をする
最後に重要なことは、自分が外資系企業で働くことへの覚悟を持つことです。不安もあるし、想定以上のギャップもあるかもしれませんが、最後に選択肢するのは自分です。
どの道に進んだら幸せかというのは人によってさまざまであり、絶対の正解はありません。自分で納得したうえで覚悟を持って入社し、実績を出してキャリアを積んでいくことが重要になります。
外資系企業への転職を成功させるためには
以上のことを理解したとしても、自力で全てやることは非常に非効率と言えます。
効率的にご自身の転職を進めるためにも、転職エージェントを利用することをおすすめします。
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まとめ
今回は【外資系企業へ挑戦!転職後に後悔しないための対策解説】と題して、外資系でよくある仕事内容の相違、失敗パターンや外資企業への転職で後悔しないための対策などをご紹介させて頂きました。
・外資系企業の実態を全て知る
・現状とのギャップを把握する
・外資系企業で働くことの覚悟をする
転職活動は思っているよりも大変で、普段とは違い家に帰ってからや休日に転職活動をすることが多いです。なので無理をしない範囲で今のうちから準備を進めていくことをおすすめします。少しずつご自身のペースで次のキャリアをお考えておくことはこれからの時代必須になります。