
・未経験者だけど電気工事士の仕事ってあるの?
・電気工事士の転職方法について知りたい
こういった悩みに答えます。
私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。
これを見ることで電気工事士の転職方法や年齢、経験別での転職するポイントについて理解することができます。
事前に少しでも転職に対してお役に立てれたらと思います。
1.電気工事士業界への転職で活躍できる人の特徴
まず、電気工事士の業界は電気に関しての興味や関心ある方が活躍できます。
これは技術や、作業量の以前に電気工事に興味があるかないかで、成長の度合いが変わってきます。
採用したい企業は実務経験を求めていることもありますが、仕事上ではコミュニケーションを大切にすることが多いので、取得した実績よりも電気工事の興味や意欲を評価してもらえることが多いです。
この電気工事士の仕事の興味、関心があることを前提にその他の活躍できる方をピックアップしてみました。
転職後に活躍できる電気工事士は?
・そもそも電気工事士の資格を取得している方
・体力に自信があり、作業をもくもくとできる方
・探求心や手順を覚えるのが好きな方
・社会人としての最低のマナーを持っている方
・電気工事士の実務経験がある方
・目標を持って向上心のある方
体力が必要な仕事にもなるので自信のある人も現場としては重宝されて有利になります。
また、電気工事士の資格を取得していると転職では有利になります。最初はいろいろを覚えることも多いですが、仕事を続けていくうちにノウハウを身に付けることができ、身につけた技術が上がり市場価値が高まります。
電気工事士の業界全体の動向・需要
電気工事士は1種が2020年前半に2万人、2種が2045年に3千人程度不足することと経済産業省の発表でも明確に数値が出ているほど、今後人材不足が懸念されています。
理由は下記3点が主になります。
・高齢者層の退職が影響すること
・既存建物の改修や補修の工事の活発化
・太陽光発電所や通信設備に関する新たな需要
今までは建物の電気工事が一般的になっていましたが、建設現場以外でも需要が今後出てきていることで電気工事士の需要が高まっています。
日本全体で人手不足が進んでいるために今後も電気工事士は必要とされ、需要があります。その際に必要とされる人材になれるように資格取得後も自分の知識・技術を向上意欲が高いの方が、活躍するチャンスが多くなるといえます。
これから電気工事士の資格を取得予定の方はぜひ下記の記事も参考にしてみてください。
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2.未経験者が電気工事士として転職できる?
実際には実務経験があることが転職市場では有利になります。
ただ、未経験者が転職や就職が困難ということではないです。
電気工事士の求人の中で未経験者募集の会社も多くなっており、入社後に資格取得応援されている企業もあります。
よく資格を持っていないと電気工事士に務めるのが難しいと思っている方もいますが、地域や業務内容によっては入社したい企業とは別に求人自体はあります。
仕事をしながら資格取得してから転職も可能ですし、無資格でも今後「取得希望」で資格支援してくれる企業に入社して資格取得することも選択肢としてもっておくとより電気工事業界への就職可能性が高まります。
しかし、「有資格の未経験」と「無資格の未経験者」であれば、もちろん「有資格の未経験」の方が、知識を持っているということで採用されやすいです。
この事実は今後も変わらず、未経験であっても電気工事士を取得することで有利になるので、試験で勉強をされることをおすすめします。
仕事内容については電気工事士ひとつとっても多数なので、実務経験を持っていなくても電気工事士の資格保有で優遇されます。
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3.40代以降の電気工事士としての転職先
転職35歳限界説という世の中の常識は電気工事士にとっては迷信です。
40歳以降も採用ニーズはもちろんあります。
ただ、上記にも記載したような体力面で年齢ともに厳しいと感じることも現職の方にお聞きするとそのような意見もありました。
令和元年の電気工事士の年齢層割合(男性)
電気工事士の男性の場合でも40代以降で半分以上も在籍しているのが分かります。40代以降で未経験、無資格の場合は企業側も選考してもらえる数が少なくなりますが、資格を取得して40代の電気工事士への転職はよくある話です。
それでも自分にマッチしている企業がそもそも市場にあるのか気にある方は下記の記事から転職準備しつつ、市場分析を始めましょう。
関連記事:今からやるべき転職活動の準備と進め方【5つの手順】
4.資格未取得・未経験で電気工事士として転職する方法
資格未取得・未経験で電気工事士の仕事を希望する場合は、まず求人の有無を確認しましょう。
下記、3点セットのような求人が目安としては応募対象の企業になります。
「未経験歓迎」
「資格不要」
「電気工事の仕事に興味ある方」
もし上記の求人があり、希望する仕事内容あれば応募をしてみて選考をおすすめします。人気の企業から先に転職市場では採用枠がなくなるからです。
仮に入社ができた場合でも、もちろん資格を持っていないので電気工事の仕事ができません。
無資格でも採用頂ける企業はありますが、私の個人意見としては電気工事士の資格を入社前に取得するか、入社後に取得するのであれば、入社前の方がメリットが多いと考えています。
メリット5つ
・仕事の作業などに集中できる
・現場で実務経験を積むことができる
・入社後に試験勉強のプレッシャーを感じる
・入社時の給与が無資格よりも資格手当がもらえる
・更なる資格取得のモチベーションにも繋がることできる
ただ、転職の理由は人それぞれですので今すぐに現職を辞めたいなどの事情もあるかと思います。そのためにまずは転職市場に求人があるのかを確認してみることをおすすめします。
求人企業の探し方については次の章で説明します。
5.電気工事士の転職先は3つの方法で探すべき
転職先の企業を探す方法はいくつかありますが、今回はよく電気工事士の方が行っている転職先の探し方を3つご紹介します。
1.知り合い・取引先からの紹介
2.ハローワークで探す
3.無料で転職サイトで探す
1.知り合い・取引先からの紹介
手っ取り早いのが、知り合いや取引先からの紹介になります。
紹介先の企業のことも情報が求人票の文字情報よりも把握できることが多いです。
電気工事士は人材不足の業界でもあるので、注意点が1つあります。
転職すると外部に漏らすことになるので今の会社に伝わらないようにしましょう。それが原因で現職での立場が悪くなったりなど、転職する前に嫌な想いをしないようにしましょう。
ただ、知り合いということで選考基準が通常よりも低くなったり、入社後も歓迎してもらえることがメリットもあります。
2.ハローワークで探す
周囲に転職の相談など普段行わないことなので、少し気が引ける方もいらっしゃるかと思います。その場合は地域のハローワークへ行き、仕事の悩みを相談できる専門の方に話をしてみるもの手です。求人の検索や人生相談なども行ってくれます。
参考リンク先:電気工事士の求人ページ
3.無料で転職サイトで探す
知人や専門家に相談するまでではなく、まずは求人の有無や市場を確認したい方はこちらがおすすめしています。
転職サイトは地方も含めて求人掲載数が多いので、あらゆる仕事情報を登録後すぐに検索することができます。
(※登録には5分くらいで完了することが多いです)
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まずは行動しないと何も今の状況から抜け出すことは難しいです。
相談することから動いてみては如何でしょうか。
関連記事:転職するつもりでなくても転職サイトなどへ登録しても良い理由3選
電気工事士の転職の失敗談
転職で一番の失敗は勢いに任せての決断になります。
2020年はコロナ渦とともに日本の働き方が大きく変化しました。
その一つとしては代表的なのは終身雇用の崩壊です。
連日の倒産、給与カット、賞与支給なしなどいつ自分の会社が同じことになってもおかしくない世の中になりました。

今の現実がどうしても変わらないということであれば、転職をすぐにすべきです。
ただ、転職先が必ずしも安定である保証はありません。それは現職も同じです。
よく、転職を繰り返ししまうことで失敗してしまうのは準備をしていないためです。
何度も言いますが、転職をすぐに考えていなくても準備しましょう。
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まとめ:電気工事士の転職
今回は【電気工事士として転職!5つのポイント】と題して電気工事士の転職方法や年齢、経験別での転職するポイントについてご紹介させて頂きました。
・資格保有者は転職に有利
・40代以降も電気工事士としての採用枠あり
・転職サイトで市場価値の確認
電気工事士の転職事情について少しでも理解が深まってくれたら幸いです。
ぜひ今後も資格取得やスキルアップ含めて人生設計にお手伝いできればと思います。
今回は以上です。