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電気工事士の難易度と合格率の解説【勉強時間100時間必要?】

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電気工事士の難易度と合格率の解説【勉強時間100時間必要?】

相談者
・電気工事士を取得する前に難易度の高さを知りたい
・試験合格するためには勉強時間どのくらい必要?
・効率の良いおすすめの勉強方法を知りたい

こういった悩みに答えます。

私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。

これを見ることで電気工事士の試験難易度、必要な勉強時間などについて理解することができます。

「一種」と「二種」の電気工事士の難易度について少しでも把握してもらえたらと思います。

電気工事士のそれぞれの難易度の違いについて

電気工事士のそれぞれの難易度の違いについて 

まずは下記3つの難易度について調査してみました。

・受験資格の対象者
・筆記試験と実技試験の合格率の難易度
・電気工事士第一種と二種の試験内容の難易度

受験資格の対象者

第一種電気工事士と第二種電気工事士の試験は年齢、学歴、職歴などは関係ないので誰でも受験資格があります。

資格を取得を希望される方は手続きをして指定試験会場にて誰でも受験することができます。

記事:仕事内容や就職先、転職先の給料の違いなども含めて下記でも受験資格について解説しています。

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筆記試験と実技試験の合格率の難易度

筆記試験は合格率が「第一種」と「第二種」で大きく異なります。
筆記試験と実技試験の合格率の難易度
電気工事士(一種・二種)筆記試験合格率グラフになるが、一目瞭然で第一種の方が合格率が低いことが分かります。
第二種電気工事士は大体60%前後、第一種電気工事士は43%前後になります。

筆記試験と実技試験の合格率の難易度
技能試験についてはそれぞれ合格率に大きな違いがないです。
年度によってばらつきがありますが、近年では60%~70%前後になります。

技能試験の場合には事前に13つの候補問題が公表され、その中から試験当日に1個出題されます。つまり、事前に出題される問題が決まっているので、合格率が高くなっています。

なので、電気工事士の資格を取得するには、筆記試験を確実に合格するためにどう勉強するかが最短の近道になります。

記事:電気工事士「一種」「二種」の合格率の違いについて下記でも解説しています。

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電気工事士第一種と二種の試験内容の難易度

第一種電気工事士は第二種電気工事士よりも工事可能範囲が広いので、試験内容も広くなります。
電気工事士第一種と二種の試験内容の難易度

第一種電気工事士の方が、高圧の施設についての範囲も含まれてきます。まずは第二種電気工事士から資格取得を目指しましょう。

試験時間

電気工事士第一種と二種の試験内容の難易度

ポイント

・第二種電気工事士よりも第一種電気工事士の方が試験時間が20分多い

範囲が広くなっている分、試験時間も少し長くなっています。2時間テストをする集中力も試験前にはトレーニングが必要になります。

筆記試験の形式

筆記試験・電気工事士の難易度と合格率

ポイント

・「第二種」「第一種」共に60点以上と同じ形式

問題形式もマークシート、問題数も50問で同じになります。年度によっては合格基準が変わるときもあります。

技能試験の形式

技能試験・電気工事士の難易度と合格率

第一種電気工事士については最大電力 500kW 未満の自家用電気工作物及び一般用電気工作物の電気工事に係る基本的な作業であって,試験を机上で行うことと使用する材料・工具等を考慮して作成してあります。

第二種電気工事士については一般用電気工作物の電気工事に係る基本的な作業であって,
試験を机上で行うことと使用する材料・工具等を考慮して作成してあります。
参考:一般財団法人 電気技術者試験センター

なお、電気工事士の実務試験には指定道具がありまして、とりあえす7つを揃える必要があります。

・電工ペンチ
・ドライバー(プラス)
・ドライバー(マイナス)
・電工ナイフ
・スケール
・ウォーターポンププライヤー
・リングスリーブ用圧着工具


電気工事士の難易度と合格率
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電気工事士の難易度と合格率

必ずではないですが、ストリッパを使用している人は8割くらいはいるので、作業効率を上げるために持参される方も多いです。
ストリッパ
電気工事士の難易度と合格率
ホーザン(HOZAN) VVFストリッパー 電気工事士試験対応 ワイヤーストリッパー P-958
電気工事士の難易度と合格率
ホーザン(HOZAN) ケーブルストリッパ(P-958)になります。

ちなみに技能試験に必要な工具については下記にて参考にしてみてください。

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試験勉強時間はどのくらいが目安?(難易度別)

電気工事士の難易度と合格率

電気工事士の筆記試験に合格した3名の方の勉強時間をご紹介します。

①電気知識の懸念がなく、暗記が比較的得意な人
②暗記や計算問題に苦手があり、電気の知識もなかった人
③半年くらい時間をかけてじっくり勉強したい人

自身の知識や筆記試験までの残り時間から必要な勉強時間の参考にしてみてください。

技能試験については自己採点した後でも時間があるので、まずは筆記試験の勉強時間を確認してみましょう。

①電気知識の懸念がなく、暗記が比較的得意な方の人

【勉強時間約50時間】

平日1時間+休日2時間の勉強をして6週間弱かかります。
1.5カ月弱の時間が必要になります。

ただ、

実際には平日は仕事が・・・
休日は予定があったり・・・
勉強のモチベーション低下したり・・・

というようにうまくいくことはないので、あまりお勧めできない勉強時間量になります。

②暗記や計算問題に苦手があり、電気の知識もなかった人

【勉強時間約100時間】

平日1時間+休日2時間の勉強をして12週間弱かかります。
3カ月弱の時間が必要になります。

暗記が苦手なのであれば、地道に暗記を徹底して得点を落とさないことが大切になります。

5ヶ月も勉強が続かないことも想定して、毎日のルーティーンなどを作る方法もいいかもしれないです。

・電車の中で10分でも暗記内容を見直しをする
・昼休憩中にスマホを利用して、暗記や回答動画を見る
・寝る前に必ず暗記の復習をしてから睡眠する

など、自分にあった方法で隙間時間を有効活用してみてください。

数学が苦手な方だと少し勉強時間が足りないと感じてしまう可能性もあるので、注意してください。

③半年くらい時間をかけてじっくり勉強したい人

【勉強時間約200時間】

平日1時間+休日2時間の勉強をして23週間弱かかります。
約5カ月の時間が必要になります。

一番お勧め出来る勉強時間の量になります。
多くの方はこの勉強時間量で一発合格しているようです。

 

おすすめ電気工事士の勉強方法

おすすめ電気工事士の勉強方法

電気工事士の試験に合格するためにはいろんな方法での勉強の仕方があります。
ここでは一般的な方法ではありますが、多くの方が行っている勉強方法について説明していきます。

・テキストで全般を学習する
・10年間分以上の過去問を解く
・事前に技能試験の複線図を把握する

テキストで全般を学習する

筆記試験が合格できなければ技能試験どころではないので、まずは対策すべきは筆記試験になります。何度も反復して暗記や計算方法について理解すべきですので、テキストで何度も解くようにしましょう。

テキストで繰り返し勉強するか、動画教材などで勉強するかは個人の状況によって変わります。

毎日決まった勉強時間を確保するのが苦手な方は動画の方が合っているかもしれません。

さらに試験までにどのくらいの勉強時間を取れるかを計算しておき、少なくとも半年程度前から少しずつテキストを進めていけば筆記試験は問題ないです。

10年間分以上の過去問題を解く

テキストで大体の範囲の学習が進んだら実際に今までの電気工事士の過去問題を解くようにしましょう。試験問題には一定の出題傾向がありますので、慣れることも資格勉強としては有効的になります。

合格を目的にしているのであれば、満点を狙うことは必要ありません。
資格を取得がゴールではないからです。
電気工事士を取得して、仕事に活かしたり、給料アップしたり、最近は転職のために取得する方も多くなっています。

事前に技能試験の複線図を把握する

筆記試験が終わったあとでも技能試験までに2ヶ月くらいあるので、十分に時間があります。すでに現場で電気工作物に普段から見慣れている方であれば難しい問題ではないですが、出題される問題は決まっているので練習あるのみです。

技能試験は事前に複線図を書き方を覚える必要があります。
最初はよくわからないかもしれないですが、書き方を真似て練習することで書く順番を覚えていきながら書けるようになっていきます。

周囲に電気工事士の方がいると心強いのですが、場合によっては実技試験は講習などに参加して対策するもの良いかもしれません。

その前に工具買ってますか?
もしまだ準備されていなければ、下記参考にしてみてください。

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まとめ:電気工事士の難易度は把握しよう!

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今回は【電気工事士の難易度と合格率の解説】と題して電気工事士の試験難易度や必要な勉強時間などをご紹介させて頂きました。

・電気工事士合格率(筆記試験:第一種と第二種で15%~20%)違う
・電気工事士合格率(技能試験:第一種と第二種共に65%前後)ほぼ同じ
・試験合格のための勉強時間は50時間~150時間程

電気工事士の難易度について少しでも理解が深まってくれたら幸いです。
ここまで読んで頂いた方の中には試験勉強する前に試験勉強して本当に合格できるのだろうか。また、合格してスキルアップを望んでいる方もいるかと思います。

再度、電気工事士の資格取得の目的を見直ししてみるのもひとつです。

ぜひ今後も資格取得含めて人生設計にお手伝いできればと思います。

今回は以上です。

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