
・試験の難易度や合格率はどのくらい?
・合格後の手続きは何をすればいいのか?
こういった悩みに答えます。
私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。
これを見ることで電気工事士の資格試験の受験方法から合格後の免除発行までの流れなどについて理解することができます。
昨今は特に試験実施場所や試験開始時刻などの変更がありますので、常に確認が必要となりました。
事前に少しでも把握してもらえたらと思います。
ポイント①:第二種電気工事士資格試験の受験方法
最初に第二電気工事士の受験方法にて解説していきます。
電気工事士の筆記試験については毎年6月と10月の2回と技能試験を毎年7月と12月の2回ずつ行っています。
※令和2年度については試験日、試験時間の変更がありました。
試験は筆記試験と技能試験の2種類があり、どちらも合格することで資格取得ができるようになります。
まずは以下3点について把握しましょう。
・受験申込の方法
・受験票の確認
・受験場所
電気工事士の受験申込の方法
電気工事士の受験申込の方法は主に2つあります。
・郵便局手続きの受験申込み
・インターネットでの受験申込み
※申込受付期間が申込み方法によって違うので注意が必要です。
(1)書面による受験申込み
「受験案内・申込書」に折り込みの受験申込書(受験手数料の払い込みの際に使う払込取扱票)に必要事項を記入し、受験手数料とともに、ゆうちょ銀行(郵便局)の窓口に提出していただきます。
(2)インターネットによる受験申込み
インターネットを利用して試験センターのホームページにアクセスして受験申込みを行い、受験手数料を下記の「インターネット申込みにおける受験手数料の支払方法」に従い、期限内に支払い手続きを済ませていただきます。
インターネットが利用できる環境であれば、受験料も郵便局手続き(9,600円+手数料)よりもインターネット手続き(9,300円+手数料)の方が多少ですが、安く済ませることが可能です。
受験票の確認
次に、受験申込み手続きが完了したら試験日の大体2週間前くらいに申込した際の住所宛に下記2点が郵送で届きますので確認します。
・受験票
・写真票
なかなか届かなくて心配になりましたが、1週間前でも届かない場合は受験者本人がお問い合わせ番号03-3552-7691(ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター)まで連絡をしましょう。
受験票と写真票が試験当日に持参しないと受験できないので注意してください。
写真票に貼る写真は大きさ 縦 45mm× 横 35mm(パスポート用写真と同じもの)を使用すると決まっているので、必ず近くの証明写真が撮れるところで準備しましょう。デジカメで撮影して写真用紙で印刷したものでも可能らしいですが、面倒なのと上手く撮れないことが多いです。
受験場所
第二種電気工事士の資格試験は日本全国各地で指定場所で行われます。
筆記試験と技能試験は会場が異なる場合もありますので、必ず受験票の試験会場を確認しましょう。
最近は指定場所の変更がありましたので、事前にHPからの確認もしましょう。
(財)電気技術者試験センター
ポイント②:第二種電気工事士受験の合格基準
第二種電気工事士の受験の合格基準は例年60点以上で合格となります。
- 電気工事士の資格試験受験者数
- 令和2年度の合格発表日
- 電気工事士の資格更新を忘れすに
電気工事士の資格試験受験者数
近年、電気工事士を目指す人は年々増えています。
また、起業して独立できる、長期的に仕事ができる、年齢関係なく働ける、など様々なメリットが人それぞれに感じられている背景もありそうです。
いま、電気工事士の仕事をしている方、これから電気工事士を取得予定の方など仕事の需要が増える事が予想されます。いまのご時世ですのでこの数年先も企業が残っている保証なんてどこにもありません。
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資格の合格点と試験の合格率
電気工事士の合格率は「第一種」と「第二種」、「筆記試験」と「技能試験」でそれぞれ異なります。
まず、筆記試験は合格率が「第一種」と「第二種」で大きく異なります。
電気工事士(一種・二種)筆記試験合格率グラフになるが、一目瞭然で第一種の方が合格率が低いことが分かります。
第二種電気工事士は大体60%前後、第一種電気工事士は43%前後になります。
次に、技能試験についてはそれぞれ合格率に大きな違いがないです。
年度によってばらつきがありますが、近年では60%~70%前後になります。
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令和2年度の合格発表日
令和2年度の各電気工事士の合格発表日は下記になります。
第一種電気工事士の合格発表日
筆記試験:11月13日(金)
技能試験:1月22日(金)
第二種電気工事士の合格発表日
筆記試験:11月8日(金)
技能試験:1月17日(金)
電気工事士の試験合格発表日は、(財)電気技術者試験センターで発表予定日が分かります。
(財)電気技術者試験センターのホームページにて合格発表日の当日午前9時30分から約1ヶ月間、受験番号を入力して合否の検索が可能です。
(財)電気技術者試験センターのホームページ
また、試験結果の通知書は申込み段階の住所宛に郵送されることになっています。
予定日から1週間経過しても届かない場合は受験者本人が直接試験センターまで電話にて連絡にて確認してみてください。
03-3552-7691(ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター)
ポイント③:第二種電気工事士の合格後の免状発行手続き
見事に合格された場合は、都道府県知事へ電気工事士の免状申請が必要になります。
電気工事士資格の免状申請方法
都道府県別に申請に必要な書類などが異なる場合があるので、下記リンク先にて確認しましょう。
東京都の場合は第二種電気工事士免状の新規交付申請は郵送(現金書留)もしくは、ご本人による持参での受付となっています。
第一種電気工事士免状の新規交付申請は、ご本人による持参のみの受付(申請窓口は本部事務局(築地)のみ)となるので、注意してください。
電気工事士の資格更新を忘れすに
第二種電気工事士は資格の更新が不要です。
第一種電気工事士は更新が5年ごとに必要です。
下記、3点について把握できていない場合は下記の記事にて確認しておきましょう。
・第一種電気工事士の資格免状の更新は◯年以内
・第一種電気工事士の免状を紛失してしまった場合
・電気工事士の更新、講習を忘れたときは?
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電気工事士を取得後に大切なこと
資格を取得後に何をスキルアップするか、仕事をするかによって受験した意味があります。
特に今の時代、大手企業でも倒産、急なリストラなど安定した企業なんてものは正直どこにもありません。あるなら教えて欲しいです。
転職する人もいれば、未経験からのスタートの人、さらにスキルアップしたい人など今回の資格取得の目的はさまざまかと思います。
下記にて今までに記事にした参考を貼っていますので、ぜひご覧ください。
電気工事士として転職!5つのポイント【失敗談を暴露します】
【就職事情】未経験から電気工事士になるための事前準備
【電気工事士どんな仕事?】仕事内容や市場調査しました!
まとめ:電気工事士の資格取得の流れを把握!
今回は【第二種電気工事士の受験〜資格取得までの流れ】と題して電気工事士の資格試験の受験方法から合格後の免除発行までの流れなどについてご紹介させて頂きました。
・電気工事士資格試験は年2回ある(筆記試験、技能試験は別にある)
・電気工事士の合格基準は例年60点以上
・合格後、都道府県知事へ電気工事士の免状申請が必要
電気工事士の受験の流れについて少しでも理解が深まってくれたら幸いです。
ぜひ今後も資格取得やスキルアップ含めて人生設計にお手伝いできればと思います。
今回は以上です。