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電験三種を合格へ!独学で一からのおすすめ学習方法

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電験三種を合格へ!独学で一からのおすすめ学習方法

転職相談者

・電験三種の試験勉強を独学でやって合格できるのか
・初心者が電験三種を独学で勉強するおすすめ方法を知りたい
・電験三種のおすすめの参考書を知りたい

こういった悩みに答えます。

私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。

今回は【電験三種を合格へ!独学一からおすすめ学習方法】と題して初心者の電験三種の独学の方法や電験三種のおすすめの参考書などをご紹介します。

 

電験三種の試験勉強を独学の勉強時間と科目

電験三種の試験勉強を独学の勉強時間と科目

電気主任技術者は合格率が約8%と非常に低い国家資格になります。
多くの方は仕事をしながら両立して勉強をされているのではないでしょうか。

今回は第三種電気主任技術者(電験三種)の勉強時間と科目優先順位などをお伝えさせて頂きます。

『理論』⇒『電力・機械』⇒『法規』の順で勉強を

『理論』⇒『電力・機械』⇒『法規』の順で勉強をすると良いです。

第三種電気主任技術者(電験三種)の試験は、『理論』『電力』『機械』『法規』の4科目になります。 4科目が全てに合格すれば第三種電気主任技術者(電験三種)の資格を取得することができます。

私もいざ勉強を始めるとき、4科目もあるのでどの科目から勉強したらいいのか分かりませんでした。「なんとなく自分が分かりそうな科目から勉強する方」「苦手な科目からスタートする方」、人 人によって異なるかと思いますが第三種電気主任技術者(電験三種)の場合は理論からスタートすることをおすすめします。

理由は理論は、4科目の全ての基本が詰まっているからです。 理論というのが基礎知識にもなるので残りの科目を勉強するときに理論のことが理解していないと解説を読んでも結局理論に戻ることになるからです。なので、まずは理論を最初に勉強をスタートするのが良いです。

その次には「電力」・「機械」の勉強を行いましょう。この2つの科目については、勉強する順番は正直、これらはどちらが先でも構いません。好みだと思います。
両方とも、計算と暗記問題が半々程度出題され、過去問と似た問題が出題されることも多く対策しやすい印象です。この2科目は時間をかけて取り組みましょう。
最後は法規になります。法規については丸暗記する内容が多いので、最初に勉強してもあとで半年後や一年後に忘れてしまうこともあるので試験が近くなったら勉強すると良いです。

まとめると、電験三種を勉強する順番は下記となります。
---

『理論』 ⇒ 『電力』・『機械』 ⇒ 『法規』

の順がおすすめの勉強順になります。

高校レベルの「数学」の理解度を把握すべき

理論をはじめに勉強すると良いと言いましたが、理論を勉強する前に必ず数学の知識レベルの確認になります。 高校レベルの『数学』を理解できていない場合は、そこから勉強をスタートする必要があります。

理論の試験では、直流回路や電磁力・静電気など、高校の数学の計算式を使って答える問題もあるために基礎として数学の知識が必要になります。

おすすめの参考書は下記に記載しますので確認して見てください、

平日2~3時間・休日5時間の勉強をする

まずは自分の平日と休日の勉強できる時間を確認します。

第三種電気主任技術者(電験三種)の試験は、『理論』『電力』『機械』『法規』の4科目もあり、それぞれ幅広い内容になるので、時間がなければ合格は遠くなります。
一般的には合格するために800時間以上必要だと言われていて、これは高校の数学の知識がある方でこのくらいの時間が必要になります。

数学は苦手という方は少なくとも勉強時間は1,000時間必要かもしれません。

仮に1,000時間勉強するとなった場合、平日3時間×5日 + 休日5時間×2日 × 4週間 = 100時間/月となるために約10ヶ月間、毎日勉強することが必要になります。

いやー無理と思う方もいるかと思いますので、自分が無理なく平日と休日に何時間勉強できる時間を確保できるのか、計算してみましょう。
自分は1ヶ月スタートしてみて100時間確保できませんでした。平日は頑張って1.5時間(残業もあったので平日できない日もちらほら)、休日は3時間くらいでしたので、54時間しか確保できませんでした。つまり合格するための月100時間の半分も勉強ができませんでした。

なので、私は1年目に全科目合格を諦めて科目合格を狙いました。
第三種電気主任技術者(電験三種)の試験には科目免除という制度があり、一部の科目だけに合格した場合は科目合格となって、翌年と翌々年の試験では申請によりその科目の試験を免除することが可能になります。

科目免除が効く3年以内に4科目全てに合格すれば資格取得ができるので、そちらを狙いました。『1年目は2科目を合格、2年目は残りの2科目を受験、3年目は予備』のように、 数年間に分けて受験する方も多いです。

試験本番までに勉強できる期間が少ししか無い方や、平日や休日にそこまで時間が確保が
難しい方は1科目ずつ確実に合格するため絞る方がモチベーションも担保できておすすめです。

絞る科目の際にもまずは基礎となる「理論」からスタートすることをおすすめします。

 

【各科目】初心者が電験三種を独学で勉強するおすすめ方法

初心者が電験三種を独学で勉強するおすすめ方法

各科目ごとに独学で勉強する上でのポイントをまとめました。

【理論】4科目の基礎をしっかり理解しよう

何度も伝えていますが、理論は第三種電気主任技術者(電験三種)の基礎となり、非常に大切な科目です。

理論は試験範囲が広いが、原理や法則は必ず覚えることで理論の半分終わったようなものです。 この原理や法則を理解していないと応用問題が出題された時に訳わならない状態になります。

例年、約8割以上が計算問題で残りが知識問題になります。
計算問題は、解き方を理解して、演習問題を何度も繰り返し解く学習をすれば身に付きます。

優先学習内容

・静電容量の式を使えるようにする
・オームの法則や電力の求め方を暗記する
・回路全体の合成インピーダンスの計算を理解する

少なくとも過去問題を解き、全て理解できるようになることがゴールです。

【電力】発電・変電・送電・配電」の違いを理解しよう

電力も他の科目同様にA問題、B問題があります。

A問題:暗記が多い
B問題:計算が多い

と、全体では暗記がやや多めといった内容で、知識がないと解けない&計算方法を理解していないと解けない問題があるので、時間がかかる科目でもあります。

ただ、過去問を見ると良く出題される問題が限定されていることが多いです。

AB問題を合わせると、
水力、汽力、原子力などの発電関連で約30~40点程度
送配電線路関連で約30~40点程度
のために合格点の60点以上に到達することができます。

電力の勉強をするときは発電・変電・送電・配電のそれぞれの仕組みや、設備の違いなどを覚えておきましょう。

参考書で1冊理解ができたら過去問を繰り返し解けば十分に対応できます。

【機械】確実に点を稼ぐ分野を理解しよう

出題範囲が非常に広く、覚えることが多い苦労しそうな分野です。

パワーエレクトロニクス、自動制御、メカトロニクスなど、機械の仕組みについてより専門的な知識が必要とされているので、電力よりも馴染みがない言葉が多くなってきます。

A問題:暗記と計算半分くらい
B問題:ほとんど計算

A

理論ほどの公式暗記量ではありませんが、解き方を理解しないと回答まで辿りつきません。

直流機、誘導機、同期機、変圧器だけで約55点分占めていますので、ここはしっかり覚えて配点を稼ぎましょう。

出題範囲が広いので、 勉強の効率を上げるためにも「確実に点を稼ぐ分野」と「捨てる分野」を決めるのもアリだと思います。 ただ、上記については稼ぐことができる範囲なので少なくとも理解しておきましょう。

また、問題集と過去問はすでに理論の勉強をしていると思いますので、
解説等を見て理解して、自分でも解けるようにしてきましょう。

【法規】は語句や数値の暗記よりも、計算問題の練習を先に!

法規の科目では、電気事業法・電気工事法などの法律や、電気設備の設置基準、電気施設管理などの知識が問われます。

テキスト、問題集、過去問と幅広く学習し、
どんな問題が来ても対応できるようにする必要があります。
計算問題・正誤判定問題・穴埋め問題が幅広く出題するので、暗記力が必要となる分野です。できるだけ最初にやることがないように注意してください。忘れてしまいます。

電験三種のテキストや問題集は様々な種類があって、購入する際に迷われる方も多いと思います。それぞれの科目に特化した参考書や4科目分の内容がまとまった参考書など色々ありますので、自分のレベルに合ったものを、自分の目で見て判断して購入しましょう。

 

電験三種 おすすめ参考書2選

電験三種 おすすめ参考書2選

参考書はアマゾンひとつとっても多くの参考書が販売されているので、自分に合う参考書を選ぶことは重要です。

ここでは初心者向けと中級者以上向けの2つをご紹介します。

ポイントとして下記を判断軸にしています。

解説難易度
解説ボリューム
価格

数学苦手な方向けのおすすめは
「電験三種みんなが欲しかったシリーズ」です。

初心者向け

解説難易度:易しい
解説ボリューム:多い
価格:3000円
評価:9

ポイント

・解説の図解カラー表示多数
・難易度の表示あり
・問題集編と教科書編があり効率重視

数学得意な方向けのおすすめは
「電験三種受験テキスト完全マスターシリーズ」です。

中級者~上級者向け

解説難易度:難しい
解説ボリューム:少し多い
価格:3000円
評価:8

ポイント

・基礎勉強終了後の2冊目推薦本
・中級者以上の応用問題記載
・各節ごとの例題解説の説明充実

第三種電気主任技術者(電験三種)の出題傾向は毎年変化しています。ここ数年でも問題の出題傾向は変わってきているので毎年昨年の過去問をしっかりと把握しておく必要があります。自分も古本屋で安く売っていた6年以上前の参考書を買ったことがありますが、結果として最新の参考書を買うことになりまして、後悔しています。

最新の版ものであるかを事前に確認して問題集を購入してみてください。

また、現在Amazonでキャンペーン中です!!
3冊以上購入で!何と最大8%のポイントが還元されます!
参考書を買い揃えるなら今がチャンスです!!

まとめ

今回は【電験三種を合格へ!独学一からおすすめ学習方法】と題して電験三種の勉強時間や科目ごとの勉強するおすすめ方法などご紹介させて頂きました。

・第三種電気主任技術者(電験三種)試験の勉強時間は最低でも800時間
・『理論』⇒『電力・機械』⇒『法規』の順で勉強

第三種電気主任技術者(電験三種)は年に1回しか実施していないので、受験者は1年近く勉強して挑戦している方も多くいます。ぜひ今年も頑張ってください。

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