転職相談者
・電気主任技術者の特有の面接前に気をつけておいた方がいいことを知りたい
・面接官に面接中に何を質問したらいいの?
こういった悩みに答えます。
私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。
今回は【電気主任技術者の面接対策まとめ|よくある質問と対策】と題して基本的な面接の流れや電気主任技術者の面接対策、逆質問などをご紹介します。
基本的な面接の流れを確認して準備
転職活動の面接選考を突破するためにぜひ覚えておきたいのが、面接の基本的な流れです。
まずは基本的な面接の流れを把握する
どんな企業を受けたとしても、面接の流れはほとんど同じになります。
なぜなら、採用担当者が面接で知りたいことはどんな企業でも共通しているからです。
逆にいえば、面接の流れを理解すれば、採用担当者が面接で知りたいこと、採用基準が理解できるということです。
面接官から受ける言葉は違いますが、面接でのやり取りは下の図に示した流れが主になります。
↓
「転職理由についての質問」
↓
「志望動機についての質問」
↓
「活かせるスキルや経験についての質問」
↓
「逆質問(面接官への質問)」
という5つになっていることをまずは頭に入れておいてください。
電気主任技術者として良い転職者とは?(面接対策)
面接対策は企業の採用ニーズを事前に把握しておき、内定をもらえる確率を上げることに意味があります。
転職の面接では、合否の5割が印象で決まるともいわれています。電気主任技術者は営業職の方と比較すると印象面でどうしても前向きでないことが多く、人事に良い印象を持ってもらえないことが多いようです。
例えば、同じ経歴を持った人でも印象が悪いだけで面接不合格になることをよく見てきました。逆に言えばこれを対策することで他の転職志望の方にも優位に面接を進めることができます。
以下でまず3つを気を付けましょう!
①マナー|持ち物や面接模擬練習は前日までにチェック
持ち物や身だしなみは当然、前日までにチェックしてください。
事前に面接の準備ができている方は応募企業へのマナーまで気が回り対応が変わってくるものです。ビジネスに相応しい服装を前日までに用意し、持ち物に関しても漏れがないようにチェックしておきましょう。
面接方法や面接場所についても余裕を持って到着できるように時間スケジュールを確認しておきましょう。
当日は、ドアをノックをする、立ち上がって挨拶する、面接終了時にはお礼をするなど基本的なマナーを心構えておきましょう。面接に不安がある方は知り合いや今は無料で転職エージェントが模擬面接練習を対応してくれる企業もあるので、活用をおすすめします。
②自覚|面接室以外の場所でもチェックされています
面接当日は余裕を持って到着し、身だしなみを確認してから5分前には受付を済ませるようにしましょう。
緊張するかもしれないですが、すでに面接が始まっていることの自覚を持って対応するようにしましょう。面接官はどこで見られているかわかりませんので、程よい緊張感を持って行動するよういしてください。
よくやってしまうこととしては待合室でアクビをしたり、足を組んで待つようなことが多いので、気をつけてください。
③面接中|相手への伝え方に注意しましょう
以下を意識していれば、あなたのことが相手に伝わるはずです。
転職理由はポジティブで明確な内容にする
経験・実績のアピールは具体的に
志望動機で企業に貢献できることをアピール
想定質問への回答へ準備
結論から答えて、内容はそのあとから
電気主任技術者の方は知識がある上からこそ先に自分の知っている知識を長く話してしまう傾向があります。論理的に話を進めるために結論から答えて簡潔であるほうが強調され、印象に残ります。
この後に不明点があれば面接官からヒアリングされますので、聞かれたら具体的に詳細を伝えるようにしましょう。
転職理由はポジティブで明確な内容にする
転職理由は嘘ではなくて良いですが、少なくとも前向きに回答する用意はしておきましょう。社長や上司との相性が悪いから転職を決意したとしても、そのままではネガティブなので、プラス「より自分が活躍できる職場を探すために」などを付け加えて転職理由を伝えると良いです。
これは事前に準備すればできるので、一度自分の転職理由についてポジティブになっているのか確認しましょう。
経験・実績のアピールは具体的に
ここは電気主任技術者の見せ所になります。
なるべく具体的な業務実績や数字結果を説明した方がより説得力がつきます。
未経験であってもどのようにして資格を取得したのか、どのくらい勉強してこの仕事に就きたいと思ったのかなどを具体的に説明しましょう。
志望動機で企業に貢献できることをアピール
志望動機ではできることを伝えるようにしましょう。
「〜〜をしたい」よりも「〜〜ができる」をアピールします。中途採用は新卒の面接とは違います。したいことよりもできることを評価して即戦力な人材なのか、今後成長ができそうな人材なのかを判断します。
企業は、あなたを採用することで、どのような利益があるのか知りたいためできることを伝えるように意識しましょう。
想定質問への回答へ準備
事前に面接で聞かれることはほとんど決まっているので、回答の準備をするのは当たり前です。「自己紹介・自己PR」「転職理由についての質問」「志望動機についての質問」「活かせるスキルや経験についての質問」「逆質問(面接官への質問)」に対する回答を事前に準備しておきます。
もし、転職エージェントを利用しているのであれば過去に面接された方がいれば質問内容を把握しているかもしれないので、確認してその質問にも答えられるようにしておきましょう。
面接の質問対応についてのまとめ記事は下記となりますので、不安があればぜひご確認ください。
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次の章でより具体的な逆質問についての例を解説します。
電気主任技術者が面接官に聞くべき逆質問3選
面接の最後には「何か質問はありますか?」と問いかけられるのが一般的。これが「逆質問」です。
下記3つについてはよく電気主任技術者の方が聞いている内容になりますので、参考にしてもらえたらと思います。
面接の際に覚えておく必要はないのでメモに書いておき、当日見て質問することをおすすめします。
・生産管理や施工管理業務はありますか?
・夜勤はありますか?
電気関連の社員は何人いますか?
未経験の電気主任技術者の場合、分からないことを周りの社員へ質問ができる体制があるかどうかが重要となります。
電気主任技術者一人でなんでも行う環境の場合はそもそも仕事進め方が分からないだけでなく、仕事内容も多くなるので結果的には自分を苦しめるだけになるので、必ず聞くようにしましょう。
具体的には「電気関連の社員が同じ勤務地に何人在籍していて、何歳くらいの社員が何人いて、どのくらいの経験を持った社員なのか?」など詳細を聞くようにすべきです。
同世代の人が複数いれば非常に勤務しやすい職場かもしれないです。年上の人多い場合も様々な技術を吸収しやすいので、自身のキャリアアップにつながります。
逆に若手が多い場合は、自身のキャリアを比較されがちなので気をつけましょう。
面接官がこの質問をすると答えてくれないケースもあります。その場合は単純に社内構成を教えたくないパターンと何か聞かれたら困ることがあるパターンになります。大抵は上記の理由を伝えたら教えてくれますが、聞かれたらまずいような素振りや反応を示しているようであれば、怪しい会社なので入社することを辞めた方が安心かもしれません。
生産管理や施工管理業務はありますか?
電気主任技術者の設備点検の業務内容が求人票に記載されていても実際には生産管理や施工管理担当として設備の導入・新規工場の立ち上げに携わる業務も入社してからわかったという方も多いです。
特に太陽光発電所の建設から入社、工場新設業務や設備の新規導入関連の入社ならば、イメージ以上に保守管理以外の業務があるので、入社する前に必ず確認するようにしましょう。
もちろんその内容も当然あると認識していて入社される分には全く問題ないので、知らないで入社したことが怖いので業務内容が明確に求人票に記載があったとしても確認するようにしましょう。
夜勤はありますか?
電気主任技術者が夜勤を伴う職場は工場や商業施設でよくあります。ここで注意なのが今回の採用募集が「作業員」であるかどうなのかを確認しましょう。
夜勤があるということは、電気設備関連のトラブルで夜中に呼び出される可能性が十分にありますので、働き方が自身のキャリアに合っているのか確認もできます。
また、夜勤がある場合は勤務体制や残業手当てについても詳細を確認しておきましょう。
まとめ
・少なくとも面接の流れを把握しておき、回答を準備すること
・逆質問で自分の今後のキャリアと相違がないか確認すること
電気主任技術者の仕事は非常に社会貢献性の高いので、その分責任が伴う重要な仕事であると思っています。面接でやりたいことができるのか、しっかり準備して面接で確認して内定を掴み取ってください。
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