転職相談者
・定年後でも職場を探して仕事していきたい。
・60歳以降でも電気主任技術者の資格を取得したい。
こういった悩みに答えます。
私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。
今回は【電気主任技術者は60歳以上定年後も勤務可能!働き方を解説】と題して電気主任技術者は60歳定年以降での働き方や定年以降でも仕事するための方法などをご紹介します。
電気主任技術者は60歳定年以降でも働き先あり
結論としては電気主任技術者の資格を活かして60歳以降も定年になっても70歳以上超えても働ける仕事です。
ここではその長期的に仕事ができる理由を記事にしました。
・人材不足のため再就職先があるため
・独立開業することで個人事業主として仕事ができるため
1-1.点検作業のみであれば業務内容に負荷が少ないため
電気主任技術者の主な仕事は、電気工作物の点検になります。
事前に対処方法を策定しておければ緊急で何か不備があった場合でも電気工事じ日作業は電気工事士が行うことが多いために体の負荷が少ない仕事になります。
また近年では太陽光発電所の普及とともにより電気主任技術者の人材の必要性が出てきており、益々必要になってくることは間違いないです。
この太陽光発電所以外の電気工作物もトラブルが昔と比べても故障リスクが減ってきているのでオフィスビルや商業施設などの電気工作物の点検も長期的に仕事できる職場になりつつあります。
1-2.人材不足のため再就職先があるため
電気主任技術者は非常に年齢層が高くなっています。
50歳以上で8割以上と言われているので、年齢を問わず有資格者であれば採用するという会社は多いです。
特に、資格取得者で実務経験を持っている方であると非常に企業からは重宝されることが多いです。まだまだ実務経験を積むチャンスがありますので資格のみの方でも自身の希少価値を高めるために実務経験を積む職場へのチャレンジも検討されることもありです。
今後も第二種電気主任技術者はもちろん不足しますのが、第三種電気主任技術者についても特定の地域で不足することが予想されています。
1-3.独立開業することで個人事業主として仕事ができるため
電気主任技術者の資格を活かし、独立開業する選択肢もあります。
もちろん前提としては開業資金や税金まわりの知識、実務経験を積んで自分一人ですべて技術者としての経験は必要に今後独立開業を検討しているのであれば、今のうちから技術力と営業力をつけることを想定して仕事をしてみてはいかがでしょうか。
自分で仕事の量を調整できるので負担がなく長期的に仕事をすることが可能です。
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2.60歳定年後に電気主任技術者を取得して長期雇用を目指す
次に定年後に電気主任技術者を取得して、長期雇用を目指す方法をお伝えします。
2-1.電気主任技術者は科目合格が可能な資格
第三種電気主任技術者(電験三種)の資格試験には学歴や職歴など必要となる受験資格はないので、誰でも受験することができます。
第三種電気主任技術者(電験三種)の試験には科目別合格制度というものがあるので、一発で4科目合格でなくとも、3年以内で合格することは十分に可能な試験になります。
4科目というのは理論・機械・法規・機械の科目なりまして1科目や2科目からでも科目合格からスタートする方も多いです。70歳以降でも仕事をしている方が多い業界ために今から勉強して試験合格を目指している方は多くいます。
なお、経済産業省の認定を受ける方法もありますが、時間もかかり難易度も高いので利用者は年々減ってきています。
実際に認定で取れる場合もあるので、確認しておきましょう。
2-2.電気知識や高校レベルの数学ができないと難しい
電気知識や職場で電気関連の仕事をしていない人がいきなり電気主任技術者の試験に挑戦しても、合格できる可能性は低いです。
また、高校レベルの数学を使用する場合があるので、忘れてしまった場合はそこからも戻って試験勉強が必要になります。
定年後に無理に電気主任技術者を挑戦するよりもまずは電気工事士から資格を取得することが良いかもしれません。電気工事士の試験内容の一部は第三種電気主任技術者の試験問題でも関わってくるのでおすすめします。
電気工事士も定年後に一定の需要がある資格ですので検討してみてはいかがでしょうか。
2-3.定年後に試験に挑戦する場合は勉強時間を多めに取る
定年後は、時間に多少の余裕がある人が多いかと思いますので、1年間をじっくり使い長期的に勉強できる環境を整えるようにしましょう。
目安としては1日2~3時間、時間が取れる日は4〜5時間確保して勉強しましょう。
なかなか独学で勉強が進まない場合は通信講座などを利用して取得するのも長期的に勉強するのであればおすすめします。もちろん参考書を購入して一から勉強することも可能ですので自分にあった方法で良いかと思います。
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3.電気主任技術者の試験について
第三種電気主任技術者(電験三種)は、毎年「9月の第1日曜日」が試験日になることが多いです。
第三種電気主任技術者(電験三種)は年に1回しか実施していないので、受験者は1年近く勉強して挑戦している方も多くいます。
過去12年での第三種電気主任技術者(電験三種)の資格合格率は8.24%となります。
これは公認会計士よりも低い合格率となりまして、この合格率の低さも人手不足に直接的な原因となっています。
別記事で【電気主任技術者】試験難易度・合格率・試験当日まで解説
をしていますので参考にしてみてください。
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まとめ
・電気主任技術者は60歳定年以降でも雇用がある
・60歳定年後に電気主任技術者を取得して長期雇用を目指す方も多い
雇用条件は各社相談になることが多いので、困った際には転職エージェントに相談されることも一つの手になります。ぜひ長期雇用のために頑張って頂きたいです。