
・見習いの場合の求人や年収はどのくらい?
・見習いとして仕事内容や勤務形態はどうなってるの?
・そもそも電気工事士の資格は取得すべきなのか?
こういった悩みに答えます。
私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。
これを見ることで電気工事士の見習いについて有益な情報を得ることができます。
事前に少しでも把握してもらえたらと思います。
電気工事士の見習いは現場で大変?きついのか調査しました
電気工事士の仕事はネットで検索すると「きつい」「大変」「辞めたい」などのブラックなワードが出てきます。
現場での仕事になりますので正直、力仕事も含まれるので体力が必要になる場面もあります。また、まだまだ上下関係が厳しい企業もあるために精神的にもきつい場面もあります。
今回は主に下記3つについて調査しました。
・体力面
・給与面
ここまで厳しい環境について言っていますが、電気工事士はインフラを整備、保安する仕事の一つですから、常に需要が常にあり、安定している業界でもあります。
知識や技術を身に付けてステップアップしていくことが可能です。
電気工事士の精神面できつい内容を把握しよう
転職相談に来られた方の現場での状況を聞いたことの内容になりますが、電気工事士の仕事は会社によっては上下関係が厳しく先輩や上司から毎日厳しい指導があったようです。
これは悲しい現実ですが、会社によっては未だに古い面があり電気工事士の世界は職人気質な方が多いので、現場での経験があるなしで変わってきます。
特に若い人は厳しい指導に耐え切れずに残念ながら仕事辞めてしまうこともあるようです。
しかし、逆に言えば人間関係で非常に現代ではなくなりつつある人と人とのつながりや面倒見の良さと言った文化が残っているために早期にスキルアップも望めることもあります。
また、電気工事士の場合、現場によりますが他の企業の方と連携して仕事をすることも多いので、コミュニケーションが取れないときついと感じてしまいます。
ほかの電気主任技術者や施工管理などの方と一緒に働く場合が多くなり、配慮や気遣いが見習いの場合は必要になります。
電気工事士の体力面できつい内容を把握しよう
外での仕事も多くあるので夏が暑くて、冬が寒いは当然であると思っておきましょう。高所作業や運搬作業などもあるので体力は必要になります。
現場のベテラン(50代)の方にお聞きすると「毎年経験していくことで体が慣れて体力的には問題ない」とのことでした。ただ、元気な方が業界内では多い印象は否めないです。
最近では労働基準法などの整備などで割と無くなりつつありますが、残業隠しなど労働条件として逸脱した行為がある企業の場合は体力だけでなく長期勤務もできなくなるので、そのような環境になった場合は法的な場所に相談するなり、知人などに相談するようにしましょう。
電気工事士の給料面(見習いの場合)できつい内容を把握しよう
「見習い」としての電気工事士の仕事の場合は「未経験・無資格」であることが条件で入社している方も多いので、給与は「正社員」や「契約社員」と比較しても低いといえます。
技術や知識を身に付けながら、電気工事士の資格を取得することをおすすめします。そうすることで早く実務工事ができる人材になることができて「見習い」で採用した企業にも喜ばれることでしょう。
電気工事士見習いとして給与は平均して270万円くらいとなります。10代での「見習い」で勤務している場合はさらに低い水準になりまして年収250万円未満となります。
最初は一般サラリーマンよりも給料が高いとはいえませんが、知識や経験、資格を積み上げることで給料アップする企業が多いです。実力主義が好きな方は電気工事士として合っている可能性が高いです。
見習い時の電気工事士の仕事内容
次に電気工事士(見習い時)の主な仕事内容について調査しました。
仕事内容において以下の内容が自身でも可能かを確認していくことをおすすめします。
見習いの時は、雑用業務が主な仕事ということはまず認識しておきましょう。
見習い時の仕事内容
見習いでの採用の場合はまだ資格を取得できていないので実際に電気工事の仕事ができません。
現場で一緒に仕事している先輩などの手伝いがメインとなります。具体的には工具や資材・機材を持参して、必要な際に準備して渡したり、現場や事務所まで車の運転などがあります。
仕事内容だけをみると雑用業務に思うかもしれないですが、先輩が行っている仕事が後々に自身が行い仕事内容になりますので、手伝いながら常に勉強で毎日実践を学ぶことができる機会となります。
見習いとしての事務処理業務
工事のスケジュール管理や工程での書類整理や事務処理作業も業務の一部になります。
電気工事の現場では全体のスケジュールが大切になるので調整をする必要があり、打合せや提出書類なども多くあるので、意外と事務処理関連のスキルも必要になります。
見習い中に電気工事士の資格取得を目指そう
電気工事士の資格がなくても仕事をすることが可能ですが、仕事の可能範囲も増えるのでまずは資格を取得を目指しましょう。
電気工事士の資格は取得しよう!(見習い期間)
電気工事士は実力や経験を評価されるので、「見習い」の立場は残念ですが、上記にも記載しましたが、多くの仕事を任せてもらえないです。
資格を取得することで社内評価の向上や年収アップすることが可能になります。まずは第二種電気工事士の資格を取得して、実務経験を積み、第一種電気工事士へ目指すことでキャリアップにつながります。
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未経験・無資格でも新卒、第二新卒、中途採用の雇用枠あり
企業の中には就職後に資格支援をしてくれる企業も最近は出ています。
雑用などの仕事をしながら、電気工事士の資格取得のために学習提供の場を設けたり、先輩社員がアドバイスを行ってくれる企業もあります。
求人の中には資格取得費用全額支援などもあり、負担してもらえる企業も増えてきました。
これっていいですよね。羨ましい条件です。
電気工事士の見習いの求人
電気工事士の見習いの場合は「未経験」×「資格不要」の求人になります。
見習いの求人情報では数は多くないですが、正社員としての就職が可能な企業も存在します。
大手企業の下請け企業や地域の電気工事のような小さな会社の求人が基本的には多く募集しています。
まずはそのような求人が自分の希望する地域や条件などに合っているのか調べてみましょう。
見習いの求人は転職サイトや求人媒体、ハローワーク!

就職サイトや転職サイト、アルバイトの求人媒体、ハローワークなどインターネットの環境があればいつでも誰でも求人を無料で検索することが可能です。
つまり、誰でも求人情報を日々検索して、自分の条件に合う企業を今かと準備している人もいるということです。
時期が来たら求人情報を集めようでは正直遅いのです。
今すぐに無料でできることとしては下記の3つになります。
- 転職サイトや求人サイトなど何かしらの求人情報を確認してみる
- 自分の希望条件を確認してみる
- 場合によっては転職エージェントに相談してみる
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まとめ:見習いの就職先を見つけよう
今回は【電気工事士の見習いからスタート】と題して見習いから電気工事士のスタートなどについてご紹介させて頂きました。
・電気工事士の見習いは現場でさまざまなきつい環境がある
・電気工事士の資格はできるだけ早めに取得すべき
・求人情報に触れるようにしよう
電気工事士について少しでも理解が深まってくれたら幸いです。
ぜひ今後も資格取得やスキルアップ含めて人生設計にお手伝いできればと思います。
今回は以上です。