転職相談者
・転職する際に就職先求める条件をどう決めたら良いかわからない
・希望に合った求人がなかなか見つからない
・逆に良さそうな求人が多く、どの求人に応募すればいいのか決められない
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 転職条件の優先順位をつけないと失敗する可能性が高い理由
- 優先順位をつけて転職条件を整理することで成功確率が上がる
- 転職での優先順位をつけて条件を整理する3ステップ
私は転職エージェント歴5年で年間600人以上の転職相談からの相談を受けています。
その求職者からの経験や相談内容を網羅して今すべき転職活動の準備と進め方になります。
アフターコロナ時代の待ったなしの状況化で、いかに転職するしないに限らず準備しておくことが大切になります。「転職する際に希望条件を決めたいけど優先順位どうつけたらいいいのか」って方はぜひ記事をご覧ください。
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1転職条件の優先順位をつけないと失敗する可能性が高い理由
転職は希望条件の優先順位を整理しておかないと、最終的に後悔する可能性が高いです。
希望条件をすべて満たしている企業は正直なところありません。
転職先に求める条件を低く設定して入社後に後悔される方もいらしゃいますし、
逆に希望条件があり過ぎでなかなか応募に至らないこともあります。
なので、希望条件を整理して現在の応募企業がどの条件提示があれば入社するなど事前に自身の基準を設けておくことで転職活動での失敗が少なくなります。
具体的な条件設定については下記の記事以降に記載しています。
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2優先順位をつけて転職条件を整理することで成功確率が上がる
転職は優先順位をつけて条件を整理することで格段に成功率が上がります。
どうして成功率が上がるのかの3つの理由を説明していきます。
2、転職先のミスマッチ少なくなる
3、そもそも転職すべきかの有無を確認できる
1、応募する転職の求人を絞り込みやすくなり、条件マッチがしやすい
まずは何を基準に転職活動をすべきなのかを明確することによって、求人票などでどこを重点的に確認すべきなのかが分かります。
下記を参考に何を自分は次の職場で期待しているのかを確認しましょう。
チェックリスト
- 年収が上がる
- 将来性のある会社で働く
- フレックスタイムなど時間の融通がきく
- 世の中の役に立つ仕事に就く
- 勤務地の希望がかなう
- 社内教育制度などスキルアップの場がある
- 任される仕事の規模が大きくなる
- ポジションがあがる
- 目標とする上司がいる
- お客様に喜んでいただけるような仕事をする
- 専門スキルを身につける/高まる
- 職場の雰囲気が良い
- ワークライフバランスを改善できる
- 任される仕事の難易度が高くなる
ここでメモ帳でもいいので、何を大切にしたいのかを明確にしておくために書き残しておきましょう。
2、転職先のミスマッチ少なくなる
条件の満足していて入社する方はその他の条件は満たされていなくても、その職場への不満は起こりにくくなります。
転職活動を企業への入社とゴールに設定している方は陥りやすいので、転職する時は優先順位をつけておくと、ミスマッチが起こりにくくなり、転職したことを後悔するリスクが低くなります。
▼図作成
〇条件満足
入社後に他の条件が満足していなくても不満に思わなくなります。
3、そもそも転職すべきかの有無を確認できる
▢なぜ転職をしたいのか、改めて理由を考えましょう。
▢本当に転職の目的が達成されるのかを考えましょう。
▢今の会社に希望を伝えることで目的が達成される可能性はないか検討しましょう。
優先順位をつけて条件を整理すると、そもそも転職すべきかの有無が確認できますので、無意味な転職を避けることができます。
条件の優先順位をつけることによって、転職の求人を絞り込みやすくなるためにより効率的に転職活動を進めていくことができます。
次は実際に条件を整理する方法を確認しましょう。
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3転職での優先順位をつけて条件を整理する3ステップ
主張:
転職の優先順位をつけることが大切であるということが分かったと思いますので、
つぎは3ステップで整理できる簡易的な方法を説明します。
1.転職の優先希望を書き出す
2.優先順位をさらに「希望」と「折合い点」に分ける
3.求人ごとに点数を付ける
1.転職の優先希望を書き出す
以下、例に自分の希望を書き出しましょう。
▢(2)仕事内容 有形の営業職(BtoB)
▢(4)ポジション メンバークラス
▢(1)給与や待遇 年収400万円以上
▢(3)勤務地 東京都23区内
▢(5)入社時期 内定後2カ月以内
▢( )その他
※( )内には優先順位
理想は全ての希望を満たす条件の企業ですが、現実は難しいかもしれません。
自分の希望の中で大切にすることは何か、どこまでなら譲れるのか、など検討し
その上で優先順位をベスト5まで順位付けをしてみましょう。
2.優先順位をさらに「希望」と「折合い点」に分ける
先ほど❶で決めた優先順位をさらに「希望」と「折合い点」に明確にましょう
「希望」 「折り合い点」
▢(1)給与や待遇 年収400万円以上 月額30万円以上
▢(2)仕事内容 有形の営業職(BtoB) 営業職
▢(3)勤務地 東京都23区内 電車で70分以内
▢(4)職場環境 従業員数100名以上 従業員数30名以上
▢(5)入社時期 内定後2カ月以内 有給休暇取得後すぐ
そんなにいきなりに条件を決めれないこともあると思います。
常に変化して優先順位が変わってもいいので、現時点での率直な考えを記載しましょう。
3.求人ごとに点数を付ける
下記の例のように1点、3点、5点で求人ごとに割振りをして合計数値を計算します。
満足している・・・5点
普通 ・・・3点
不満 ・・・1点
A求人 B求人 C求人
▢(1)給与や待遇 年収400万円以上 5 3 3
▢(2)仕事内容 有形の営業職(BtoB) 3 3 3
▢(3)勤務地 東京都23区内 1 5 3
▢(4)ポジション メンバークラス 3 3 3
▢(5)入社時期 内定後2カ月以内 5 5 1
さらに順位の逆の数字を点数に掛け算しての各項目の合計数値を出しましょう。
A求人 B求人 C求人
▢(1)給与や待遇 年収400万円以上 5×5=25 3×5=15 3×5=15
▢(2)仕事内容 有形の営業職(BtoB) 3×4=12 3×4=12 3×4=12
▢(3)勤務地 東京都23区内 1×3=3 5×3=15 3×3=9
▢(4)ポジション メンバークラス 3×2=6 3×2=6 3×2=6
▢(5)入社時期 内定後2カ月以内 3×1=3 5×1=5 1×1=1
合計 49 53 43
A求人は合計が49点、B求人は合計が53点、 C求人は合計が43点となりますので、今回の例ですとB求人が一番総合的に満足が高い求人となります。
B求人が一番数値上では上ではあるが、自分としては一番数値が低いC求人だったのにと、数値と相異の結果が出る方もいます。
その場合は優先順位が実は違い可能性もありますので
新たな自身の本当の優先順位に気が付く参考にもなります。
転職後に後悔することがないように、事前に希望条件の優先順位を整理しておきましょう。